京都の霜月(11月)は、日ごとに紅葉が進んでいます。用事でバスに乗ると、車窓からの何気ない街路樹が黄金色、橙色、紅色に染まり、柔らかい空気に響き合って、美しい秋景色で心を豊かにしてくれます。
季節はもうそこまで進んでいるというのに、私の絵はようやく朝顔を描いています(*^^*)

仕上がりまでまだまだ遠いので、見苦しい箇所がありますが、ブログ投稿がかなりあいたので、ちょっと載せることにいたしました。
上の画像は20号キャンバスの上半分の画像です。今年の夏にスケッチした舞妓さんの着物が朝顔の柄、花かんざしも朝顔でした。でも、スケッチした場所は、区民センターの普通の和室でしたので、背景は味気ない壁でした。
それからというもの、背景を想像するために、襖絵を見たり、京都博物館でちょうど開催中の国宝展で屏風絵を見たり、現場で許可をもらい屏風の曲がり具合をチラッとメモしたり、いろいろ想像し、結果的に、襖絵だと平面すぎて画面空間が作りづらいので、屏風の曲を空間として描くことにしました。
人物と背景空間がようやくひとつの絵画空間になりつつあると実感できたところで、ようやく最初の衝動で湧いた朝顔の背景を描くことができました。

舞妓さんとのバランスをみながら、一筆描きで絵の具をのせただけなので、ちょっと浮いた感じもしていますが、出来の悪い琳派の絵にも見えなくもないかな(*´꒳`*) なんてて、ひとり喜んでいます。これから花の色が変わったり、葉っぱが増えたり、つるが下がったりしていくと思います。
舞妓さんをスケッチするようになったのは、今年の春からです。最初の頃は、金屏風とかなんだか古めかしかな、私は描かないだろうなぁ、なんて思ったりしてきました。でも、いざ、油彩で舞妓を描き出すと、本物の装いが醸し出す存在感が漂わすのか、見事に金屏風はその実在と色彩、そしてそこに草花の絵が描かれると、絵に深みがますことを実感しています。もうひとつ発見したことは、着物の色合いが屏風に反映して美しく調和した色彩に変わることです。上のがそはまだそこまで描いていませんので、さっき書いたことと絵が違いますが、お許しくださいね。
それと、屏風のいいところは、いろんなサイズがあり、双も曲もいろんなタイプがあるので、主題との明暗作りや空間構成を作るのにもってこいの道具ということもわかりました。
そう思うといろいろな屏風を、これから京都で取材していく楽しみが増えました。屏風だけでなく、杉戸絵や襖絵などもです。ちょっと風化した雰囲気もなおよろしでしょうね。
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