作品紹介【個展 2018年】

(2020年の春にホームページを開設いたしましたので、以前の作品紹介をさせていただきます)

18歳から36年間暮らした東京での最後の夏、2018年7月に東京都中央区日本橋にあるギャラリー白百合にて個展を開きました。開催までの一年余り、職場の引き継ぎにも追われ帰宅はほぼ毎日夜の9時過ぎ。はたして個展を開けるか、止めようか、そんな思いで過ごしていました。

絵を描く時間は早朝しかなく、出勤前の4時半に起き、まずは目覚めのカフェオレを飲み、部屋の中にある描きかけの絵を眺めながら、さて今朝はどれを描こうかなと少しずつ制作モードへ気持ちを引っ張り、数時間描いてから出勤する、そんな生活を一年ほど続けました。

限られた時間の中であっても、その環境でできることをする! 自分で決めたことから逃げない! そんな思いで何とか開くことができました。その折りに出品した作品の中から17点ほどを紹介いたします。

「花菖蒲」 油彩/20号変形

京都府立植物園にある菖蒲園で取材しました。自然の中で咲く花々のリズムは、何とも美しい空気の流れを醸し出します。その流れに惹かれました。

「水面」 油彩/20号変形

京都の平安神宮の中にある神苑、水連の花を目当てに行ったのですが、水面に映る花菖蒲の様子にすっかり魅了されました。

「ばら」 油彩/6P

長年スケッチに通っていた千葉県にある京成バラ園、自然の中でたおやかに咲くバラを描きたくて、猛暑のなか筆を走らせました。

「薔薇」 油彩/6F

バラは品種によって花の形がさまざまです。この絵のばらは薔薇らしい薔薇で惹かれます。けど、描くのは難しい・・・

「青い花瓶と青りんご」 油彩/6F

いつか絵に描きたいと随分前に買っておいた青い花瓶、ようやく登場しました。


「紫陽花」 油彩/6F

2時間ほどで一気に描きあげた一枚です。個展出品作の中で、自分の中ではそう注目していなかったですが、多くの鑑賞者に足を止めてもらえました。こういう時、描いた本人がまだ気づかない絵の何かを鑑賞者に教えられます。

「白いダリア」 油彩/6F

この「白いダリア」と、次に紹介する「赤いダリア」、ご姉妹で求めてくださいました。嬉しいことです。


「赤いダリア」 油彩/6F

上記の「白いダリア」も、この絵も2時間の一気描きです。フルタイム勤務に追われていた当時は、休日の朝の数時間、その時間が美しい自然光で描ける大切な時間帯でした。多忙からの嬉しい産物でしょうか。

「牡丹」 油彩/6F

牡丹も長年描きたいと思いつつ、スケッチをしてもいざ油彩にするとうまくいかない時期が続きました。この絵と次の「赤牡丹」で、ようやく作品になりました。

「赤牡丹」 油彩/6F

上の絵もこの絵も、京都府立植物園で取材しました。牡丹が咲く期間は本当に短くて、あっという間に花びらが散ります。これからは京都住まいなので、短い期間でもいつでも会いに行けます。

「薔薇」 油彩/3F

職場の近所に花屋さんがあり、いい花を安く売っていました。でも、いい花と出会っても描く時間がなく、それで、この花も咲ききらないように冷蔵庫に保管して週末に描きました。楽しい苦労話です。

「水連」 油彩/12F

この絵と次の絵は、滋賀県の琵琶湖大津館にある公園で取材しました。絵にすると画面構成や色面構成上、実際の風景とはかなり違います。それでも、最初の衝動、感動がないと描けません。


「水連」 油彩/12F

絵のいいところは、実際の「見た風景」を「見せたい風景」に描けるところです。形も色も自由に。特に色は響きあいですので、描いているうちに自然により引き立つ色彩を手が自由に置いていきます。それが美しく響きあった時、もうひとつの「絵の風景」が生まれます。


「薔薇の譜」 油彩/60M

個展開催まであと一ヶ月、そんなさしせまったころ横長の大きな薔薇の絵をどうしても描きたくなり、それで一気に描きました。描きこんでいませんが、私の中では薔薇の世界をひとつ表現できた好きな絵の一枚です。


「薔薇」 油彩/12P

かなり苦労して仕上げました。最後は自分の中で咲くイメージの薔薇、色も形も思いの中から描きました。

「薔薇」 油彩/30F

個展DMに使いましたので、撮影画像が明るめです。この段階で好きだったのですが、欲が出て加筆してしまい、この後は下の画像の絵になりました。

「薔薇」 油彩/30F

以上です。ご覧いただきまして、ありがとうございます。

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